セシモ旅行記 〜目指せ47都道府県踏破〜 国内旅行の旅行記を掲載しています。 管理人多忙のため、今後の更新予定はありません。 |
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広島〜市街地と宮島、岩国 一日目の岡山を経て、お次は中国・四国地方で最も活気のある街「広島」です。広島駅 の西側には見どころ、食いどころが満載。たっぷりある時間の中での自転車散策となりました 。 12月15日(月) 尾道から国道2号を走り、広島駅付近に到着。 ●広島港 6:50〜7:20 ↓車で86km この時間帯、特に目的もなく市街地付近をドライブ。 広島市街には市電が走っていて、港付近にも線路があります。 ●広島駅 11:35〜 ↓車で35km 安い駐車場を探しつつ駅周辺をドライブしていると4時間も経ってしまいました。ようやく 1日1000円の駐車場を見つけたのでそこに入り、ここからはMY自転車での移動です。 まずは、駐車場から一番近かった広島駅に寄ることにしました。お土産も売っているコ ンビニをブラブラしつつ昼飯を食べる場所を探していると、駅ビル「アッセ」内にお好み焼き 屋が4〜5軒並ぶレストラン街があったので入ってみました。 ●麗ちゃん 11:50〜12:20 ↓徒歩すぐ 屋台から始まった歴史のあるこの店は、お好み焼きを焼く音と客の賑やかな声で一杯です。 皿に盛られたお好み焼きを見た瞬間に2〜3日続いた食欲不振も吹き飛び、ボリューム があるにも関わらずノンストップで完食。旨さの秘訣は、全体に甘味を与えている玉子。生地 の中に材料を詰め込んでいるだけあって、食べる時に中味が崩れるのも特徴。広島弁で言うと 「ぶちうま」な旨さです。 ●広島城 12:25〜12:40 ↓自転車で2km お堀にかかる橋の先にある門をくぐると、昼の光に照らされた肌色の地面が広がります。人 も少なく、のんびりしたい午後のひとときにピッタリな場所です。 このお城、昭和20年の原爆で全壊した後の再建された姿で、歴史の重々しさみたいな ものがあまり感じられません。散策程度にはいいお城ではあります。 ●広島市民球場 12:45〜12:50 ↓自転車で0.6km 広島カープがホームグラウンドとしていた球場。狭くてホームランが大量生産されることで 有名。自転車であっけなく一周できるほどです。 よくテレビでも映る「広島市民球場」の文字に感動。その近くにはリーグ優勝記念碑、 日本一記念碑、衣笠記念碑があります。また、原爆ドームもここから眺めることができます。 ●平和記念公園 12:50〜13:30 ↓自転車で0.1km 平和記念公園内にある「原爆ドーム」のモニュメントの方へ近づくと、ボロボロにされた建 物を発見。被爆した建物を当時のまま保存している、観光地としても有名なものです。 見上げるとリアリティのある破壊っぷりに萎縮してしまいそうです。 さらに歩いて橋を越えると、次に見えるは平和の象徴である折鶴。以前、折鶴に放火をした 少年がいたという事件を経て、「監視カメラ設置」という立て札が置かれていました。ある意 味、情けない名物だと言えます。 そんな中、近所の学生集団が何千羽もある鶴を納めに来て、タイムリーな瞬間を拝見す ることができました。昼間ののどかな光景は平和そのものです。 どうやら公園の裏側から入ってしまったようで、最後に公園の入口に辿り着きました。 途中には平和の灯がメラメラと。旅行先での珍しい天気雨にも負けじと消えずに揺れて いる灯がとっても印象的。そして有名な「原爆死没者慰霊碑」がありました。実はこれ、ここ に眠る人々の霊を雨露から守りたいという気持ちから、埴輪(はにわ)の家型に設計されたん だそうです。 ●東急ハンズ 14:00〜15:00 ↓自転車で1.5km 広島まで来て、つい最近のマイブームであるハンズショッピングを展開してしまいました。 売っている商品は新宿などと同じものが多く、広島独自の目新しいものは殆ど置いてい ませんでした。でも、左の写真のようなポケットサイズのアルバムが各色ズラリと並んでいて 、その品揃えの豊富さに感心。オレンジ色のものを買ったので、今回の旅行の写真を入れるこ とにしました。 ●一端(いっすい) 16:00〜16:35 ↓自転車で0.3km 広島に「つけ麺」という新名物があるなんて知りませんでした。麺の上にキャベツ、キュウ リ、ネギ、チャーシューを乗せて、超辛口のタレにつけて食べるというもの。 40代くらいの女性が切り盛りするこの店で食べてみましたが、辛いクセに味が単調。 観光客向けとして辛さ控えめで作ってくれましたが、それでも激辛。野菜好きか辛いもの好き な人向けで、おそらく他店でも同じような味かと。地元客だけの名物ってことで、個人的には お勧めできません。 ●広島駅 16:45〜17:30 ↓自転車で1.5km 駐車場に戻り、自転車を折りたたむなど色々と準備をして出発。 なんだかんだで慣れない旅行として大した観光ができませんでしたが楽しいです。 ●佐方SA 18:20〜翌4:10 ↓車で30km 夏場はツーリング者の待ち合わせ場所にもなる佐方SAで寝ることにしました。さすがに3 日目ともなると車中泊に慣れてはくるものの、窮屈さと寒さは相変わらずつらいものです。 なかなか寝付けずに、ずっと「佐方SA」の文字を見つめながら「何て読むんだ?さか た?さがた?」と考えつつ、ようやく睡眠をとった後の自販機のタイヤキは温かくて美味しか ったです。 12月16日(火) 広島2日目は、日本三景「安芸の宮島」と、日本三大奇橋「錦帯橋(きんたいきょう) 」へと足を伸ばしました。錦帯橋はギリギリ山口県なんだぁ、と本州の端まで来たことを実感 しつつ名所をじっくり堪能です。 そろそろ温泉も入りたい頃なので、それも探しつつドライビングです。 ●コンビニ・ポプラ 4:30 ↓車で18km 広島では主流となるコンビニ「ポプラ」で休憩。 深夜の国道2号沿いをひたすら走ります。 ●錦帯橋 6:30〜7:10 ↓車で20km 空も暗いまま駐車場に車を止め、徐所に明るくなる錦帯橋を眺めながらのんびり。台風で全 壊したこともあるこの橋は5連のアーチになっていて、そのうちの一つは工事中でした。 周りが明るくなってから写真を撮り、向こう岸に行くために渡ることにしました。昨日 の雨と今日の寒さで凍っていたので、一歩一歩震えながら渡りました。コケそう…。 ●吉香公園 7:10〜7:50 ↓徒歩すぐ 橋の先にあるのは吉香(きっこう)公園。「60種類もあるソフトクリーム屋」なんて店も ありましたが、この時間ではさすがに開いていません。 公園の奥にあるロープウェイからは山の上にある岩国城まで行けるようですが、これも まだ時間外で動いていません。岩国城から見る錦帯橋は格別なのだとか。通学中の小学生を見 かける程度の寂しげな風景を散歩しました。 ●フェリー乗り場・宮島口 9:10〜10:00 ↓車で29km 安芸の宮島は「宮島」という島の中にあり、船でないと行けないなんて知りませんでした。 ここ宮島口の駅でハンバーガーを食べながら船を待ちました。 「もみじまんじゅう」も広島の名物というよりは宮島の名物のようで、他には「アナゴ 飯」という名物もある宮島。この時期は人も少なく、船内も客が5〜6人いる程度です。 ●フェリー乗り場・宮島 10:15 ↓船で2km 船で渡った先にはもみじまんじゅう屋が数えきれないほどあり、出来立てを食べながら歩く のが楽しいです。つぶあん、こしあんの他にもクリーム・抹茶・フルーツなど種類が豊富で、 食べ比べしてみました。 ハローキティのもみじまんじゅう屋というカワイイ店もあり、ついたくさん買ってしま いました。 ●厳島神社 10:30〜11:30 ↓徒歩0.8km ひたすら赤塗りのこの神社、さすが世界遺産という雰囲気を持っています。ここから、かの 有名な鳥居が見られるのですが、実は引き潮の時はこの神社からではなく浜辺から15mくら いの至近距離で見ることができます。海にポツンと立っているというイメージとは全然違いま した。 神社付近には鹿がたくさんいます。背中の毛をムシャムシャ食べる姿がカワイイと思い きや、餌を買った客を集団で囲むという怖い奴らです。 ●フェリー乗り場・宮島 11:45 ↓徒歩0.8km ●フェリー乗り場・宮島口 12:00 ↓船で2km ●宮島競艇 12:00〜13:15 ↓徒歩すぐ 観光客が思ったよりも少ないのに駐車場が車で一杯なのが不思議でしたが、実は駐車場の先 にはギャンブル好きのオジサンが集う競艇場がありました。もはや自分の旅行は横道にそれっ ぱなしです。 競馬と同じく予想するのが楽しいです。競艇は初めてで、何周でゴールなのかなどルー ルが全然わからないのですが、ブンブンうなるモーターボートがカッコ良くて楽しめました。 2000円負けてしまいましたが。 ●宮浜温泉・鳴川山荘 13:35〜14:35 ↓車で8km 国道2号沿いに宮浜温泉という案内看板があり、奥の坂道を上っていくと営業しているのか 不明なホテル・旅館群があります。地元の人に聞いてみると、鳴川山荘がお勧めだそうで場所 を教えてもらいました。 旅館ですが日帰り入浴もOKで、海が見渡せる露天風呂があります。途中で人が誰もい なくなり、歌いながらたっぷりと体を休めました。 ●平和園 16:00〜16:25 ↓車で35km 再び広島に戻り、噂の広島ラーメンを食べることにしました。ラーメンフードパークとして 7店舗が集結する「らーめん横丁・七福人」では、それぞれ特徴のあるラーメンを提供してく れます。 そのうちの一軒「平和園」では広島ラーメンが食べられます。出てきたラーメンはマイ ルドな醤油味で、もやし、ネギの影響で野菜スープ系の味が顔を出しています。かなり美味し くて深い味です。 ●尾道駅 19:15〜20:45 ↓車で91km 情緒溢れるこの街も、夜の駅前は灯りで一杯。駅から海に面した道は砂浜など全くなく、船 が行き来する「港町」の様相を呈しています。 適当に歩いてみましたが、5〜6軒はある「尾道ラーメン」ののぼりがトレードマーク になっている海沿いの道路です。 ●尾道ラーメン「喰海」 20:45〜21:15 ↓徒歩すぐ 尾道ラーメンは、ご当地・瀬戸内海でとれるカツオ、海産物系ダシの効いた醤油味。背脂も 適度に加えた醤油スープに、細麺を用いて青ネギを乗せたラーメンです。 色々店を探し、店裏の窓から賑わいが伺えた「喰海」に入ってみました。東京で有名な 尾道ラーメン「麺一筋」よりもあっさり味。この店は中華寄りのメニューで、ラーメンにもそ の色が出ていました。 ●大浜PA 22:10〜翌7:00 ↓車で21km 中国と四国を結ぶルートは3種類あり、兵庫と徳島を結ぶ明石海峡大橋、岡山と香川を結ぶ 瀬戸大橋、そして自分が渡ったのは尾道(広島)と今治(愛媛)の間の島々を橋で結んだ「し まなみ海道」です。 まずは尾道大橋を渡って、向島のコンビニでおやつを購入して、因島にある大浜PAで 泊まることにしました。 安くてうまくて食欲が出る、西日本の食文化は自分向きです。ネギ・ネギ・ネギってほ どに、あらゆる食事で青ネギが添えられていたので、今でも食べる度に思い出してしまいます 。 一人静かな観光はやっぱいいです。目的地もその場で決めて、行きたい方向へ行ける。 迷いながら進むのもまた楽しいですし。 昼間は色々な景色を見て楽しみつつ、夜のドライブもなかなかいいものです。高速道路 を使わずに「電気グルーヴ」を聴きながら国道2号を走ったのがいい思い出。前半はすべて車 の中での睡眠となりましたが、エンジンを停止すると暖房が消えた状態になるので、寒さは半 端じゃなくて耐えるのは予想を超えて大変でした。 当初は高速道路のサービスエリアで泊まるつもりでしたが、意外に下道でもパーキング があって次の目的地に向かいながら睡眠をとるなんていう効率的な移動もできました。 |