セシモ旅行記 〜目指せ47都道府県踏破〜 国内旅行の旅行記を掲載しています。 管理人多忙のため、今後の更新予定はありません。 |
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徳島〜雪のかずら橋と吉野川 四国観光の最終日は徳島で締めくくり。しかし、なんと雪に見舞われてしまった…。 風情のある静かな観光スポットに立ち寄りつつ、吉野川に沿ったのどかな風景を車で走 る終盤の旅です。 12月19日(金) まずは朝食ということで、かんぽの宿の定番であるバイキング。 そして宿を出ると、車に雪が積もっていました。フロントガラスの雪を手で払ってか ら、まずは祖谷のかずら橋を目指して車を走らせました。 ![]() 山々や渓流に囲まれた道はアップダウンが多いですね。ABSがかかったり普段と違う ドライブになりました。雪に見舞われてしまうと景色を堪能できないのが少々残念です。 ●道の駅・にしいや 9:25〜9:35 ↓車で29km ![]() 途中にある道の駅で、極端な坂で斜めの駐車場に車を止めて休憩しました。 ![]() この祖谷(いや)渓谷というのは日本三大秘境として有名なのだそうです。 祖谷そば、漬物、農作物など地元産の品々が並んでいます。 ●かずら橋 9:45〜10:15 ↓車で4km ![]() 手前のコンクリートの橋から見るかずら橋の全景は、空中に浮かぶ橋といった存在感の あるもの。森と森を木で結ぶ自然体の姿が芸術とも言えます。→ 祖谷のかずら橋 ![]() 橋を渡るのに通行料500円も取られてしまいますが、この橋は地元集落の人たちが手 作りで架けたものであり、数年に一度架け替えをしないといけないという手間もお金もかかる ものなので、惜しまずに払いました。 ![]() 足元は木材が使われていますが、ご覧のとおり隙間が多くてしかも大きいです。人が落 ちるような危険性は無いと思いますが、足を踏み外すとズボッと足全体が埋もれて靴が脱げ落 ちてしまいそうです。 ![]() 何より雪のかずら橋は幻想的で、四国で一番心に残る場所となりました。もと来た道を 戻り、吉野川沿いに東へと走って徳島市街を目指します。 ●道の駅・貞光ゆうゆう館 11:55〜13:10 ↓車で64km ![]() 付近には北海道を発祥として徳島で初となるパークゴルフが河川敷で楽しめるなど充実 しており、剣山系を始めとした山々に広く囲まれた吉野川沿いのオアシスとも言えます。特に 雪の降った今日のような日は、遠くの山々に雪がかかっていて綺麗なものです。→ 貞光ゆうゆう館(四国電気保安協会) ![]() 写真が無いのが残念ですが「クロコの一口カツ定食」がなかなかの味でした。トンカツ などと違って、いわゆる魚の身の味もするという点。歯ごたえがあるようでいて柔らかい、ま さに肉と魚の長所を兼ね備えた味です。 ●うだつの街並み 13:30〜13:45 ↓車で10km ![]() 左写真の建物と建物の間にある白い壁を「うだつ」と言います。火事の時に類焼を防ぐ 為の防火壁として本来作られていましたが、主に商家などが競って装飾や瓦をつけて豪華にし ていったのだそうで、うだつを作るほどの財力もないことを「うだつがあがらない」と呼ぶよ うになったのです。 ![]() メインとなる道路の長さは約430mで、100軒以上の建物が並んでいます。→ 美馬市ホームページ ![]() 井戸や電話ボックスなどのレトロなものがありますが、町並みと一体化し自然な風景を 成しているところが見事です。写真を撮るポイントも多いですね。 ●アスティ徳島 15:35〜17:40 ↓車で47km ![]() 観光客向けになるのはアスティ徳島内にある「徳島工芸村」で、工芸品を中心としたお 土産が豊富に揃っています。徳島に住んでいる兄との待ち合わせ時刻になるまで、のんびりと 工芸品を色々眺めていました。 ![]() もちろん徳島の代表的かつ定番のお土産、竹の柔軟性を生かした阿波踊り人形(左写真 )も売っています。 ●かんぽの宿・徳島 18:20〜翌9:00 ↓車で5km かんぽの宿の部屋で、食事の時間まで兄とお喋り。 遠くにいるとなかなか会えないものです。 12月20日(土) 長旅も終わり、帰りの交通手段はなんと『フェリー』です。今回のように長期休暇での んびりの旅行であれば、丸一日を船旅で過ごすっていうのも悪くないものです。 ●フェリー乗り場(徳島) 10:10〜11:30 ↓車で31km ![]() 車を積んで東京まで行くので車検証を提示し、手続きをしました。(もちろん事前の予 約は必要) ●オーシャンさうす 11:30〜翌5:40 ↓搭乗 ![]() 車庫から階段を使って客船内へと向かいます。 ![]() 食事は自動販売機で「ファーストフード」「うどん」「あ、あれ食べよ」「お寿司(マ ズイ)」などを購入して食べることができます。普段から冷凍食品生活の自分からすれば充分 なご馳走で、何の不自由もないですね。 ![]() フェリーは物を運ぶのが中心で乗客の扱いはヒドイと聞いていましたが、この環境なら 充分な質の良さだと思います。所々に小さな絵が飾られており、船内に音楽が流れているなど の配慮もされています。 ![]() 船の外へ出ることも当然できます。風に吹かれながら広大な海を眺めると気持ちいいも のです。特に出発時、船乗りがロープを外して出航する風景は必見です。 ![]() 循環湯の湯船はお湯が斜めになっていて(笑)、いかにも船の上らしいです。昼であれ ば窓の外の景色も楽しめます。船旅ってこんなにデラックスなものなんですね。 ![]() 窓の外は海が見えるものの、船の外を通る人から中が丸見えになるのでカーテンを閉め ます。さながら寝台車のような作りの2段ベッドですが、広すぎず狭すぎず全体的に満足でき ました。電源があるため、携帯の充電ができます。 ただ、四角い枕が固くて慣れないもので、終始、音と振動のある船ならではの寝心地の 悪さを味わいました。寝台車のほうがマシで、この点だけ我慢できれば楽しい船旅を満喫でき ると思います。 乗ってみたい♪という方は→ オーシャン東九フェリー 12月21日(日) ●フェリー乗り場(東京) 5:40 ↓フェリー 海の向こうに見える陸が懐かしく感じられ、しだいに船が有明の陸へと到着。 フェリー内の車で待機し、フェリーが停止してすぐに車を発進させます。 目の覚めない闇の街へと車を下ろして…と思ったのも束の間、手続きなど全くなし。 そのまま道路へと降りてお台場を経て、旅の荷物を寮まで持っていきました。 ●寮 8:10〜10:15 ↓車で66km ●実家 11:40 ↓車で46km 車を実家に戻して、初めての長旅は無事に終わりを迎えました。 かずら橋、うだつの町並みという、手が掛かっていながらも観光地化されていない歴史 的な名所は徳島の誇れる文化財です。他県には真似のできない風情があります。 最後のフェリーも居心地が良かったです。もうこれを乗ってしまうと、高速バスのよう な窮屈な人間輸送の乗り物になんて乗れなくなってしまいます。普通の人と違って8泊9日の 長旅だからこその贅沢を堪能できました。 ただ、フェリーは帰りだけオススメです。元気一杯の行きよりも旅行疲れで沢山睡眠 をとりたい帰りだからこそ、ぐっすり寝ることができたのだと思います。 時間に縛られず長期で旅行するのは初めてで、やはり「行きたい方向へ行ける」という 自由度の高さが良かったです。今度はもう少し暖かい時期に旅行がしたいです。 |