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セシモ旅行記 〜目指せ47都道府県踏破〜

国内旅行の旅行記を掲載しています。
管理人多忙のため、今後の更新予定はありません。

  石川〜能登半島一周

 夏といえば、お祭りの季節。壮大な祭りを開催する場所といえば青森や秋田といった東 北地方ばかり思い浮かべてしまいがちだが、北陸地方も負けていない。キリコ舞う祭りの国、 石川県の夏祭りラッシュのスタートを切る「宇出津のあばれ祭り」に行ってきたぞ。


7月1日(金)


 仕事も一段落し、夜の上野へと赴く。実はこの「宇出津のあばれ祭り」は毎年7月第一 金曜土曜となっていて、仕事の関係で有休がとれなかったために「飛行機に乗って1時間で到 着」計画は断念し、ゆっくりと土曜の祭りに参加することにした。


寮(堀之内)出発 20:40
電車

上野駅
東京のスイーツ
21:45〜23:00
おかしナナ?  寝台列車の中でおやつ食べようと、上野駅のお土産ショップで購入。右は「三笠山」と いうドラ焼で、醤油、酒の具合によって甘くなくなっている。左の「キャラメルパイ」も甘さ 控えめ。真ん中の「東京ばな奈」はバナナクリームがとろ〜り、ほのかな洋酒の香りがそそる 。
 いずれも東京土産で、店によって1個からの購入が可能。いいお菓子だった。

寝台特急「北陸」乗車

寝台特急「北陸」
今夜の寝場所は…
23:05〜翌6:25
ブルートレイン  これが、上野(東京都)から金沢(石川県)までの夜行寝台列車「北陸」だ。外見はち ょっとオンボロ感が否めない。
 「普通の電車と同じくらいの車高」の外観とは裏腹に、2段ベッドを有するという四次 元空間(?)が内側に広がる。だから、電車の中に入ると「結構いいじゃん」と少々リッチな 気分に浸れるというわけだ。
2等個室  自分が泊まるのは、カードキー付きの2等個室。窮屈もなく、座りながら「世界の車窓 から」的な窓の外を見ると、心地良い旅の気分だ。足元、天井、枕元など数箇所に電灯があり 、適度な明かりで旅行雑誌を読むという至福の時間が味わえる。
 浴衣、簡単な掛布団があり熟睡することができたものの、クッションの性能と列車の振 動で肩コリが…。朝も5時半くらいには「次は富山〜」なんて社内放送があり、目も覚めぬま ま列車を降りることとなった。



7月2日(土)


 早朝に金沢到着。宇出津行きのバスが来るまで約3時間、せっかくなので金沢付近を巡 ることにした。この時間じゃ店も観光地も殆ど開いてないんだけどね…。


寝台特急「北陸」

金沢駅
斬新的なロータリー
6:30〜6:40
近代建築  改札を出ると、ドコモの携帯を持った松井秀喜(石川県出身)の看板。のっけから石川 県らしさが出ている。
 この駅は改築の前途を辿り、かなり斬新的な建物となっている。白い骨組みで形成され たカマボコ型の屋根にどれだけの金を費やしたんだろう。また、バス停の数も多くて、東口ロ ータリーと西口ロータリーがあるから迷う。その上、1つのバス停に複数の行き先が書いてあ る。こんなに複雑なのか…?

(徒歩)約30分

浅野川大橋
古き良き川沿い
7:10〜7:20
3連のめがね橋  金沢観光は金沢城を中心に一周する道路があり、その周りを取り囲むように観光名所が ある。金沢城の北東エリアにある「ひがし茶屋」の入り口付近にあるのがこの浅野川大橋だ。
 川の付近は昔ながらの街並みを残しており、木造の橋も点在している。雑誌に載ってい た「暗がり坂」などのスポットも歩いてみたものの、突出して風情を味わえる場所ではない。 何となく昔ながらってカンジだ。

(徒歩)5分

ひがし茶屋街
古き良き街並み
7:25〜7:30
茶屋の通り  浅野川大橋を越えると、このひがし茶屋に辿り着く。一度行ったことのある人は印象に のこる、柳の木のある広場(左写真)に風情を感じてしまう。
 その先には料亭やお土産屋が軒を連ねた、昔ながらの町並みが一直線に伸びている。江 戸時代後期からの茶屋街だとか。京都の祇園を連想させるこの町並みにも、やはり芸妓さんが いて三味線や太鼓の音が聞こえてくることもあるんだって。

(徒歩)15分

兼六園
金沢といえばやはりココ
7:45〜7:55
夏の兼六園  日本三大庭園の一つといえば、ここ兼六園。特に雪をまとった冬景色は見る者を圧倒す るくらい綺麗(自分は写真でしか見たことないケド)。偕楽園、後楽園と比べても広々として いる。
 兼六園で一番有名なのがココ。…あれ、何で有名なんだろう、とにかく誰もがここでシ ャッターを切るという場所だ。

(徒歩)0分

金沢城
とにかく広いお城
7:55〜8:20
さすが百万石  加賀藩主前田利家の居城「金沢城」。広い芝生が目立ち、フリスビーでも持ってきて遊 びたいくらい。
 目玉は、平成13年に復元された「五十間長屋」。間とは柱と柱との間隔をさす長さの 単位で、1間=約1.818mだ。最近の復元建築とはいえ、当時の伝統的な木造軸組工法に よる建築が立派になされている。その構造の素晴らしさは城の内部に入ってこそ得られるのだ が、残念ながら時間が無かったため通り過ぎることにした(泣)。→ 金沢おてがるガイド

(徒歩)10分

近江町市場
金沢の朝はここから動き出す
8:30〜8:35
近江町の朝  帰り道、近江町の市場を通った。朝6〜7時頃から細い路地に止まった運搬トラックか ら新鮮な魚たちが運ばれ、8時過ぎになればすでに賑やかな販売が繰り広げられる。さすが北 陸の海、立派なカニなんかも売られていた。
 店によってはお菓子や漆器類のお土産も売られており、地元の人だけでなく一般の人も 歩いていて楽しい場所だ。

(徒歩)15分
金沢駅 8:50〜9:00
(バス)2時間30分

宇出津
昔と変わらない風景
11:30〜12:20
港町・うしつ  今は廃線となってしまった、のと鉄道能登線。それに伴い、金沢から宇出津まで行くの にはバスという交通手段に取って代わっている。有料道路を使っても2時間半かかるのだから 、遠い。
 ようやく到着した懐かしい港。すでに昼前から屋台が出ており、これから始まるであろ う祭りにワクワク、ドキドキだ♪

(車)約10分

釣り:宇出津港
海沿いらしく、釣り
12:30〜15:30
釣れた魚  お祭りまで時間があるので、親と一緒に釣りに出かけた。自分は普段、釣りはやらない ので、糸のつけ方から教わった。
 始めると、すぐに一匹釣れてしまった。ゴチっていう名前だったかな、素手で触るとヌ ルヌルが手に残ってしまう魚。よく釣れる場所らしく、次第に人が来始めたので「おっこれは 大漁の予感♪」と期待したが、風が陸側に吹き始めて針が手前側に流れてしまうという予想外 の展開に。結局、釣れたのは最初の一匹のみ。難しいね。

(車)約10分
田舎の家 15:40〜20:45
(徒歩)約15分

あばれ祭り
とにかく肩が痛い
21:00〜翌4:00
勇敢な人達  キリコを担いで町内を回る盛大な祭り。まずキリコは肩で担ぐため、肩に当てる座布団 が必須だ。そして町内民の証、ハッピを着てさあ準備万端(町内民じゃないけどね〜)
 20〜30人で1基のキリコを運ぶのだが、半端じゃない重さから、ノロノロとしか進 まない。小さな子供はキリコの上に乗って平然顔、コノヤロ〜。キリコの上で座りながら太鼓 を叩くという役割の子供もおり、小慣れた感じがカッコイイ。→ 詳細
とろろ昆布おにぎり  祭りの途中に休憩時間として、お茶とおにぎりが配られた。カメラを持ってなかったた め代替写真を掲載するが、左写真のような「とろろ昆布おにぎり」なるものが配られたのだ。
 「のり」は「とろろ」よりも子供達に人気な反面、値段が高いために昔は遠足で「のり 」をまいたおにぎりが羨ましく、貧富の差を感じながら食べていたそうだ。
 富山県、石川県では常識のこのおにぎり、また食べたいが、残念ながら東京では見かけ ない。→ ウィふり調査団

(徒歩)約15分
田舎の家 翌4:15〜4:20


7月3日(日)


 祭りが終わって余韻に浸っていると、窓の外はもう明かりが差し込んできていた。寝る 間も惜しんで、一人で能登半島一周を敢行した。


(車)67km

旧福浦灯台
役目を終えた、日本最古の灯台
6:10〜6:30
福浦港の灯台  早朝の港ってのもいいもんだね。日本海側を望む福浦港には、現存する日本の灯台の中 で最も古い「旧福浦灯台」が今も佇む。
 漁業船が所狭しと並ぶ港のそばに車を止め、いざ灯台を探すも見つからない…。案内板 らしきものも無く、魚をさばいているオジサン(?)に道を聞いて、ようやく到着。
 念入りに手直しされているようで、遠くの青い海をバックにすると灯台の存在感が大き いのがわかる。ただ、なんだか狭くて「あぁこれが灯台か」と気軽に通り過ぎてしまうカンジ だ。
福浦港を望む  むしろ灯台に行く途中の展望場所のほうが、福浦港を見渡すことができて印象に残る。 キラキラと輝く海が港の広さを感じさせてくれて、まるで波に揺られているように落ち着いて 風景を楽しむことができる、お勧めの場所だ。
 今は少々寂しげな福浦港も、昔はかなり栄えたらしい。それを称えて、この展望場所に 記念碑が置かれている。→ Can Park

(車)3km

厳門
穴の開いた岩
6:40〜7:05
波に削られた穴  日本海の荒波の侵食によって出来た大穴(左写真)は、その豪壮な構えから「厳門(が んもん)」と呼ばれている。ゴツゴツとした景色の中で、海の水は透き通っていて泳ぎたくな るくらい。
 左写真を見てみると、後ろの海が見える穴はわかりやすいが、実はその右側も洞窟にな っている。
洞窟を抜けると  洞窟の中から外を見るとこんなカンジで、左写真は洞窟の出口。入口まで数十秒で辿り 着ける短い洞窟ながらも、暗がりの臨場感が出ている。
 厳門周辺は、木々の茂る高台から海を臨める場所から写真のような海岸まで、高低差が かなりある。日本海の地形を象徴するスポットとして、軽い散策にピッタリの場所だ。

(車)5km

機具岩
伝説が成す二つの岩
7:15〜7:20
伝説の岩  機具岩(はたごいわ)。能登に織物を伝えた女神が海に落としてしまった織機が、大小 二つの岩に形を変えたという伝説がある。その二つの岩の並びから、別名「夫婦岩」とも呼ば れる。
 二つの岩はロープで繋がれていて「誰が結んだんだろう?」と謎に思いながらも、その ロープが伝説の名残りのように存在しているのを見ると「やはり織物の…?」と想像してしま う。
 この岩々も日本海の荒波が成す自然の造形美で、やはり海辺の景色は素敵だ。

(車)2km

世界一長いベンチ
ギネスブック公認の長さ
7:25〜7:35
終端が見えない  全長460.9メートルの世界一長いベンチは、ここ石川県にあるのだ。スゴイ。
 その長いベンチの中央には歌詞の書いた記念碑があり、その付近には人間の手形(登録 制で飾ることができる)がズラ〜ッと並んでいる。
 その長さもスゴイものの、なんと「1364人が一斉に座った記録」というのもある 。…トリビアじゃないんだから(笑)。
空、海、砂浜  これだけ長いベンチだと、どこに座ろうか迷ってしまうくらい。どの場所からも海が展 望できて、ベンチと海岸が平行線にあるのがいいところだ。
 ちょうど記念碑の位置から海を見渡すと左写真の景色となる。浜辺に下りる階段がなん だかドラマに出てきそう。ちょうど男の子が階段に座りながら海を見ていて、その姿がいい「 絵」になっていたし。水平線が見渡せるのもまた壮大だ。

(車)12km

ヤセの断崖
恐怖の絶壁
8:00〜8:10
怖いよ  松本清張の小説にも出てくるらしい、高さ35mのガケ。さて、断崖の手前まで来ると 、看板が。なかなか達筆な富来ロータリークラブさんの作品(?)は、この他にも数箇所に置 かれてあった。横の説明板には「昔この土地がヤセていたとか、断崖から景色を見下ろすとヤ セる思いがする、ことから名づけられた」とのこと。
 そして、実際に死のうと崖に行くと、大量のトンボがジャマをしてくる。自殺を止める とは、あぁ、幸せのトンボよ〜。
サスペンスの定番  実際に断崖の先端まで行こうとしたら「ここから先は岩崩れの恐れあり、進入禁止」だ そうで。えっ、雑誌とかに「突端に立つと足がすくむ」と書いてあるのに、…ちょっと騙され た気分。
 じゃあ遠くからの風景でガマンするか…と遠方から見てみると、うーん、草がジャマで 先端くらいしか見えない。もはや恐怖感は看板からしか感じ取れなかった、残念。

(徒歩)2分

義経の舟隠し
海岸線に続く絶壁
8:10〜8:20
これぞ神隠し  ヤセの断崖から3〜4分歩いたところには、奥州に向かう義経が嵐を避けるために船4 8隻を隠した、と言われる入り江がある。
 …はずなのだが、これも緑が生い茂っているからか、見つからない。看板から80mは 歩いたはずなのになぁ。ま、見つけられないからこそ「舟隠し」なんだろうと勝手に思い込ん で、次の目的地に向かうことにした。
 実際は…→ goo観光&レジャーガイド

(車)5km

琴が浜
悲しみが響く浜辺
8:25〜8:35
数少ない泣き浜  歩くとキュッと澄んだ音がする砂浜で、恋人を想う娘の泣く声という由来がある。実際 に歩いてみると、あれ、音がしない。また雑誌に騙されたのかなぁ…あっ「裸足で歩くと」っ て書いてある! これまた残念。
 広い浜辺と明るい砂で、日光浴したいなぁって思った。ただ、夏の暑さが似合いつつも 、どこか寂しげな浜辺だった。

(車)12km

総持寺祖院
能登の禅宗寺院
8:50〜9:10
そうだ、京都へ行こう  お寺ってよくわからないケド、能登のお寺の中では結構有名らしく、重要文化財の建物 もある。
 左写真の廊下が四角形を描いていて、歩いて一周するとその静けさと建物の香りで落ち 着くことができる。その廊下に囲まれた庭が丹念に手入れされていて、庭全体が青々としてい る。天気の良い日に来れて良かったかな。

(車)21km

輪島漆器会館
輪島塗の商品がズラリ
9:30〜9:40
輪島塗の箸  輪島といえばご存知「輪島塗」。内側を赤く塗った黒いお椀はもちろん、お盆や重箱と いった定番も含め、豊富な種類が揃っている。
 あんまり高いものは買う気がしないため、実用的で安価な箸を購入。大体700円〜1 400円くらいで手に入る。(後で知ったが、朝市で200円くらいで買えるらしい)

(徒歩)2分

輪島の朝市
朝8〜12時の賑わい
9:45〜10:30
メインストリート  輪島の朝を賑わすのは、本町通りを約200件の出店で埋め尽くす「朝市」だ。港や農 家に囲まれた能登ならではの、魚介、珍味、野菜、民芸品が数限りなく並ぶ風景に、目移りし てしまう。
 大量の人間で溢れかえっていながらも、電線を隠した建物の並びや道幅の広さのためか 窮屈さは感じない。人混みが嫌いな人でも、輪島の人混みは全く苦にならないだろう。おばち ゃんに声をかけられつつも、のんびりとしたショッピングができる、輪島の魅力だ。

(車)2km

キリコ会館
天井まで伸びる勇敢な姿
10:40〜11:20
磯野キリコ  せっかく担いだキリコについて、ちょっと調べてみようと輪島のキリコ会館に寄ってみ た。中は広くて、4階建てビルと同じ高さと言われる一番大きいキリコが高々と展示されてい た(メチャクチャ大きい)。左写真が昨日の祭りと同じ種類のキリコ。
 釘は一切使っておらず、毎年、祭りシーズンになると地元民で組み立てている。また、 お神輿(おみこし)とは違い、この切籠(キリコ)は石川県にしかないらしい。…と、発見の 連続で、かなり楽しめるミュージアムだ。

(車)8km

白米の千枚田
フワフワと暖かい草々
11:30〜11:55
緑の斜面  輪島からさらに北東へと車を走らせると、道路の起伏が激しくなる。しかし、この急斜 面の土地を見事に緑に染めたのが、2000枚以上の田んぼで織り成す「千枚田」。
 田んぼの中には数本のアスファルトの道があり、優しさを感じる緑色に囲まれながら歩 いていると夏の暖かさを目一杯に感じることができる。お花畑を散歩している、そんな気分だ 。
 また、隣接している道の駅から全体を見渡すこともできる。能登を代表とする観光地、 それが千枚田だと言えるだろう。

(車)15km

奥能登塩田村
昔と変わらぬ塩の製法
12:25〜13:25
揚げ浜式の模型  奥能登塩田村では、揚げ浜塩田による塩作りが今でも行われている。「揚げ浜」式とは 、桶で海水を汲んできては陸地の砂に撒き、太陽の熱で乾かす方法。潮の満ち引きによって自 動的に陸地に海水を取り入れる瀬戸内海地方の「入り浜」式と違い、潮の満ち引きの少ない日 本海側は少々面倒な環境下にある。
 イオン電子分解による機械的な塩作りが主流になっている現在でも、手作りの良さを守 り続ける…温かみの感じられる村だね。
実演の姿  13時頃になると、左写真のように実際に村人の塩作り作業を見ることができる。屋根 の下でベンチに座って潮風に吹かれながら眺めていると、つい眠ってしまうくらい心地良い。
 自分は途中で帰ったが、さらに海水に溶かして砂を取り除いて釜で熱処理をして…とい う工程まで見届けることができるようだ。
 ちなみに体験学習をすることもできるが、事前予約が必要ということで、残念ながら傍 から見ながらウトウト寝ていました。

(車)4km

窓岩
ゆっくり眺めたい風景
13:35〜13:55
穴のある岩  塩田村の近くは「曽々木海岸」という、奇岩奇勝が海岸約2キロにわたって存在する海 岸。
 その曽々木海岸のシンボルが、窓のような穴がポッカリ空いている「窓岩」。ただ、窓 岩というよりは、海岸自体を見にくる人が多いようだ。左写真だと寂しげな海岸に見えるが、 実際は手前の広場に太陽の光が当たり、広くて明るい印象が残っている。撮影スポットでもあ り、夕日に染まる窓岩、車と海のショット、一列に並んだ丸太のベンチなど、絵になる場所だ 。

(車)1km

食事処・今新
海沿いらしさのある内装と料理
14:00〜14:55
海辺で食事  窓岩の近くにある、畳にテーブルと座布団という田舎に有りがちなお店。海を見ながら 食事ができる窓側の席が人気だ。
 やはり海の定番「焼き魚定食」をオーダー。魚は日替わりのようで、この日は店員お勧 めの「めばる」という魚だった。水気を含んだ身と皮に、ほど良い塩加減。石川県は魚だけで なく磯料理も定番で、定食にはサザエや海藻味噌汁もセットになっていた。
 能登のレストランはあまり雑誌に載らない傾向にあるため、ぜひこういった地元らしさ のある店に思い切って入るといいかも。

(車)2km

垂水の滝
海に落ちる水しぶき
15:00〜15:05
海へと流れつく  海へと直接流れる滝は全国でも珍しいもので、この「垂水の滝」は落差約15メートル 。海に面した滝は強い潮風により、時には横に、特に冬場は下から上へと水が流れるとのこと 。ひっそりと流れる、その大人しさがなかなか粋ですねぇ。
 ここも駐車スペースが多く、ちょっと車を止めて海でも眺めようかなぁなんて時にピッ タリの場所。時間がなくて行けなかったが、滝付近の遊歩道や、岩倉山への登山道といった自 然美を堪能できる場所が集中している。

(車)約21km

展望場所(?)
見下ろすハーバービュー
15:35〜15:40
小高い丘  禄剛崎灯台へと向かう途中に展望の開けた休憩場所があったので、一服。海沿いから一 気に標高の上がっているのがよくわかる。海を見下ろすことのできる開いた展望こそが石川県 海岸沿いの特徴なのかもしれない。
 国道を外れると、対向2車線に満たない道路あり、適度なカーブが続く山道あり、とタ イトなドライブを楽しむことができる。

(車)約13km

禄剛崎灯台
狼煙港の高台にある白い灯台
16:00〜16:30
能登のはずれ  能登半島の先端、狼煙(のろし)港の岬に立つ灯台。西洋的な石造りの白い灯台は、現 在も日本海の航路を照らしている。
 福浦港の旧福浦灯台に続き、この灯台も場所がわかりにくい。ようやく灯台への入り口 を見つけ、急な上り坂を歩いて到着。いかにも寂れた場所ながら、オジサンが芝刈り機で丁寧 に保っているため小奇麗さが出ている。海岸線を見るのには向いてない場所かも。

(車)27km
恋路海岸(仮眠) 16:55〜17:40
(車)4km

見附島
海にそびえ立つ、存在感ある島
17:50〜18:00
奇抜な岩  能登のシンボルといえば、一度見たら忘れられない形の「見附島」。引き潮の時には島 まで続く堤防を歩いていくことができる。しかし、この日は渡ろうとした瞬間に見事に雲を引 き寄せ、途端に雨が降り出す始末。別名「軍艦島」と呼ばれているだけあり、時に不穏な一面 を見せる謎の深い島だ。
 夏場は長い長い海岸線が沢山の人が訪れ、海水浴場として賑わいを見せる。自分も昔、 海水浴に来たなぁ。

(車)3km

恋路海岸
名前が素敵な海岸
18:10〜18:15
ラブ恋路色  一人で来るなよって突っ込まれそうだけど…。

 ハート型のモニュメントに付いている鐘を二人で鳴らすと、それはそれは至福の音がす る。多分。モニュメント付近よりも浜辺のあたりがロマンチックで、遠くに見える鳥居が安芸 の宮島みたい。でも、普通の海岸なんだよね…。→ 恋路海岸写真

(車)13km

角田ストア
昔好きだった近所のスーパー
18:35〜18:40
身近なスーパー  田舎の家の近く(と言っても歩いて10分くらいはかかる)にあるスーパー。最後に来 たのは9年程前なので、外装は昔の面影もなくなっている。…と言っておきながら、9年も昔 のことなので外観も内装も殆ど覚えてない…。
 ジュースを購入したものの、大雨のため入り口付近のベンチとテーブルで休憩すること はできず、急いで車の中へエスケープ。昨日の祭りの時にはここで一息ついておにぎり食べた という、思い出の残る場所だな。

(車)8km

縄文真脇温泉
自然のムードたっぷり!!
19:00〜20:05
内湯を独占  夜、雨、電灯の無い道…ムードのある温泉は得てしてこういう場所にある。怖い暗闇の 先にあったのは、木々に囲まれた「森のオアシス」とでも呼びたくなる建物。戸の無い吹き抜 けの受付兼休憩所は独特の開放感がある。電灯が暖かく感じられた。
 さてさて、まずは内湯。これがもう木の温もりタップリ。洗い場で頭を洗っているだけ でも木の温かみを感じる。広いというよりは広いような感覚に落ちてしまう作りだ。
露天を独占  外湯がこれまたイイ。なんというか「オレ、旅してるんだなぁ、自然の中にいるんだな ぁ」ってムードに浸れる。左写真は自分の入った「あすなろの湯」で、週代わりで入れる洞窟 風呂のある「いらかの湯」も好評のようだ。→ 立ち寄り温泉みしゅらん
 建物を出て、木の階段通路を歩いていると、なんだか暖かい。温泉って駐車場から入り 口、脱衣所、内湯、外湯までと、通る場所すべてが大事なのかもしれない。トータルでムード を盛り上げて、気持ちの良い湯上りを提供してくれる温泉だ。

(車)6km
田舎宅 20:15〜翌10:00


7月4日(月)


 もう帰りの日となったが、どうしても「松井秀喜野球の館」に寄っていきたいために、 加賀に寄ってから帰ることになった。


(車)約15km

道の駅
桜峠
お土産選びが楽しい
10:15〜10:40
桜坂を歌いながら  海沿いが充実している石川県でも、能登と金沢を行き来するときは陸側を通るのが早い 。観光地や休憩地点の少ない陸側で、ちょっとしたお土産を見たいなんて時にぜひ立ち寄りた いのがココ。
 はっきり言って狭いお土産売り場なのに、何故か商品は充実している。買いたいと思わ せるものが多いためか、飽きない。地元の商品があるのもまた魅力だ。自分は、芋菓子とブル ーベリーワインを購入。→ 道の駅桜峠(商品の紹介が充実してます)

(車)約80km

金沢駅
金沢百番街
洋菓子和菓子がザックザク
12:00〜12:40
金のおみやげ街  茶道が盛んな金沢には、お茶受けとしての銘菓が数多くある。その銘菓が一勢に揃うの が、金沢駅にある金沢百番街だ。デパ地下の雰囲気で各店のおばちゃんが商品の紹介をしてく れて、味見もさせてくれる。店が四方八方に広がっているため、何を買おうか迷ってしまう。
 全部の店を見て歩くのも結構疲れるもので、その品揃えの多さこそ金沢百番街のアピー ルポイント、金沢に来たら絶対に寄るべきスポットだと言える。

金沢駅
レストランダイワ
ショーウィンドウを彩るメニュー群
12:40〜13:20
四季のわっぱ御膳  金沢百番街には食事処も20件ほど並んでおり、これが手頃な店から本格的な和食亭ま で幅広く用意されているから、まず食べたいものが見つかる。石川県といえば「加賀屋」とい う店が有名らしいが、自分達は、新潟を軸に展開する洋食レストラン「ダイワ」に入ることに した。→ 金沢百番街へようこそ
 魅力的なメニューが揃う中、ひときわ美味しそうな「四季のわっぱ御膳」をオーダー。 刺身、てんぷら、ナスと、どれも素材の良さを感じた。たこ飯が最高♪

(車)約35km

松井秀喜野球の館
温厚な人格溢れるミュージアム
14:15〜14:45
入場料無料が嬉しい  メジャーで活躍する松井の思い出深い品を展示している館。根上中学、星陵高校のユニ フォームまで飾られているからスゴイ。総理大臣の小泉さんから贈られたスポーツ大賞の賞状 、巨人時代のホームランカード数百枚、途中で登場したパパゴジラこと松井の父親(頬のコブ が似てる)と、20畳程度という建物内に凝縮された品々に感動するばかり。賞状やトロフィ ーって宝物なんだよね。こういうミュージアムって努力の結晶っていうか、暖かさを感じる。
松井家の外観  野球の館の裏にあったのが、松井宅。年間数億円も稼ぐプレイヤーの実家が、普通の一 軒家…こういう所が松井秀喜選手の紳士的で控えめな人柄を表しているのかもしれない。
 外観は手入れがされているようで、こういう家もいいなぁと思える素敵な家。もちろん 、長嶋さんお勧めのセコムホームセキュリティは完備されてましたね(笑)。

(車)約3km

安宅の関
義経ブーム到来
14:55〜15:10
とおりゃんせ  加賀には義経ゆかりの地が点在する。その中でも最も有名なのがここ安宅の関。NHK 大河ドラマ「義経」により一部リニューアルまでされた観光地で「あたかのせき」と読む。広 大な日本海に面した海沿いにあるこの関所は、どこか寂しげだ。
 駐車場の先に関所の門構えが存在する。どうやらここが入り口のようで、横にある石碑 には与謝野晶子の詩が書かれている。
3人の銅像  この関所といえば「勧進帳」の話が有名だ。

 兄の頼朝に追われている義経一行がこの関所を通るとき、関守の疑いをそらすために 家来である弁慶が義経を杖で打ち据えた。「まさか弁慶が義経を杖で叩くはずがない」と思っ た関守はその一行を通行させ、逃がしてしまった…という話だ。

 その義経、弁慶、関守が銅像として並んでいる。

(車)約10km

北陸自動車道
美川町
美川県一の町?
15:25〜15:25
突っつくわよ  高速道路で移動中、変な看板を見つけた。この看板は、金沢西インターから小松インタ ーの間あたりにある「美川町」という場所で、わかりやすく言うと「美川町、県で一番の町」 という意味なのだ。なるほど(笑)。それにあのオカマは「美川憲一」って字ですからね。
 今は広域合併により「白山市」(白山麓で有名)という名前になってしまったが、この 看板は残すのだそうだ。→ 美川県一の町

(車)約181km

名立谷浜SA
北陸のサービスエリア
17:15〜17:20
茶豆ソフト  帰りは北陸自動車道から富山、新潟を通って南下して中央自動車道へと向かうというル ート。その途中、新潟寄りの富山にあるサービスエリアがここ。
 新潟は茶豆が名産で(初めて聞いた)、その茶豆でできたソフトクリームが左写真。親 が食べるのを一口もらった。なんか仙台で食べた「ずんだソフトクリーム」と似た味。
 ソフトクリームも、サービスエリアの定番。食べ比べするのも楽しいね。→ J−SAPA
カニラーメン  売店にお土産用のカニラーメンが売られていた。「カニ風味」のしょうゆ味って時点で 、騙されてもいいや的に購入。
 予想以上に、カニの味がしない…「カニの味がする気がする」程度の味で、普通の醤油 味のラーメンでしたね。まぁ普通に美味しかったけど、物足りなさ大。3食入。

(車)約175km

諏訪湖SA
信州といえば「そば」、そして…
19:25〜20:10
信州みそ天丼  サービスエリアのレストランは質が高い。ここでも美味しそうなメニューがショーケー スに並んでいて、その中でも特にグルメのオーラを放つ「信州みそ天丼」をオーダーした。
 乗っている素材からしてスゴイ。まず、車エビの身はプリップリで、川エビ(手長エビ )2匹は殻ごと味わう。これだけエビをフューチャーした天丼も珍しい。そして信州らしく「 和そばの素揚げ」もバリッボリッといい味。何より、信州みそタレをかけると敷き詰めたご飯 に甘辛い味が生まれる。何もかも至福の味だ。
白樺高原牛乳  売店で「白樺高原牛乳」を購入。味はなんと普通。これが例えようのないくらい普通な のだ。普通に美味しい。ビン牛乳はフタが取りにくい、と思っていたらこれがプラスチックの フタを外すだけで運転しながらでも飲めるほどだ。このサービス精神が嬉しい。
 高速道路を単なる「交通手段」って考えてサービスエリアを通り過ぎるのは、もったい ない。ここ諏訪湖SAは温泉まで併設されている。ぜひ立ち寄って欲しい。→ HELLO SQUARE

(車)152km
八王子IC 21:55
(車)20km
実家 22:10



石川県のおみやげ

中田屋のきんつば  茶道が盛んな金沢には銘菓が多い。食べ比べてみると、突出して美味しいのが「あんこ ・小豆」系。写真左の中田屋「きんつば」もそのひとつ。厳選された北海道産の大納言小豆を 使用しているだけでなく、作り方にこそ独特のこだわりと秘訣がある。小豆を壊さずに餡と薄 皮で四角に型どるというデリケートさは、まさに上品な味と相乗効果を生んでいる。甘いはず なのに遠慮なく口に入っていって、病み付きになる。甘い物が苦手な人へも「甘いけど食べて みて」と勧めたくなる、そんな銘菓だ。→ 中田屋HP
柴舟  古くから金沢銘菓とされている「柴舟」。水に遊ぶ柴舟の趣ある姿をかたどって作られ たそうだ。しかしこれが自分には苦手な味。なにせ生姜の風味が効いた味で、ピリッと舌が熱 くなるというクセモノなのだ。(粟おこしを連想させる味だ...)
 一枚一枚手作業で、生姜砂糖を化粧引きするという手間をかけた商品らしく、根強い人 気を持っているらしい。
加賀の曙  加賀といえば金箔が有名で、金箔を散りばめた高級そうなお菓子が幾つかある。その一 つが「加賀の曙」で、やはり見た目が美しく贈り物にピッタリな商品だろう。
 食べてみても、金箔の軽いザラザラ感がアクセントになっており、餅の単純な食感をカ バーしている。もっちりしたピンク色の餅と、中身の固めな白餡。甘いようでいて後味はサッ パリだ。
メジャー松井サブレ  小松空港付近の観光地で大概売っている「メジャー松井秀喜サブレ」。鳩サブレ好きを も唸らす、メジャー級のサブレだ。加賀産丸いもを用いているという趣向もなかなか。感想は というとズバリ一言「バランスの良い味」で、その固さ、バターの量、味、大きさ、どれを取 ってもベストな仕上がりになっている。
 ちなみに、松井が巨人にいた頃は「ゴジラ松井サブレ」という商品名で、緑色のゴジラ がユニフォームを着ているというパッケージだったが、今はもう販売されていないようだ。
加賀棒茶、松井茶  写真右はこれまた松井秀喜商品で、加賀茶の老舗「小松園」の製品となっている。ちょ っと苦い味が顔を出すようでいて苦味を後に残さないという、サッパリしたお茶だ。
 写真左も同じく小松園の製品で、松井秀喜のお茶よりも苦いものの、これまた後味がサ ッパリしている。苦味が舌からスルリと落ちていくのがわかるほどで、お茶の個性を感じさせ てくれる。
 どちらも安宅の関、その他小松エリアで購入可能。
じゃりチョコ  「安宅の浜のじゃりチョコ」。おおよそチョコらしからぬ色の砂利がカラフルに入って いる。お気に入りのお皿に盛ると綺麗に見える。「えっどんな味なの」と思う人にわかり易く 説明すると、よく駄菓子屋にある円粒系のカラフルな「マーブルチョコ」の味だ。
 これ、500円もするのだが、食べてみると見た目勝負の商品ではないことがわかる。 実に深い味わいのチョコで、口の中でとろける際の後味は、一般に市販されているチョコでは 味わえない。
手作り焼いも  石川県でも能登の名産といえば、お芋。能登からの帰りに寄った道の駅・桜坂で「明る い農村の手作り焼いも」というものを購入。もちろん焼いもの形をしたお菓子なので、皮に見 立てた小麦生地に包まれている。中は白餡を軽く混ぜたさつまいもで、なかなか濃厚な味に仕 上がっている。
 外見の露骨な「いも」のイメージに反して、シナモンの風味も加わっており、食べ進め ていくのが楽しくなるお菓子だ。
ひっぱり餅  これも能登のお土産で、厳門のレストハウスで味見して「おいしいっ」と即決購入した 商品。延ばしたお餅は「引っ張っても切れない」として縁起の良いお菓子と言われている。お 餅はやわらかくて中の小豆の味がなんとも強くて味わい深い。
 ノーマル味の他に「きなこ」と「よもぎ」もあって、それぞれ味と食感が良い。ただ、 小豆の味を充分楽しめるノーマル味を個人的にお勧めしたい。
能登ワイン  能登ブルーベリーワイン。「能登半島ふれあいの里柳田の畑では、初夏になると毎年ブ ルーベリーの花が咲きます」だって。
 最初の口あたりに苦味が顔を出すが、果実酒のフルーティさが前面に出た甘口の赤ワイ ンだ。飲みやすい。ブルーベリーが控えめながら味わいを出すのが特徴。ブルーベリーでも赤 ワインの味が出せるというのは新発見だ。
大門素麺  金沢の近江町市場で売られていて購入したものの、正確には富山のお土産だそうだ。「 大門(おおかど)素麺」の袋を空け、中の素麺をバリッと2つに割ってから茹でるのが大事。 何故って、それは素麺の長さが1.5メートルもあるから(笑)。そのままじゃ、箸で持ち上 げてつゆにつける時に大変だろうなぁ。…と思いながら実際にやってみると、無数の素麺が持 ち上がるため、さすがにコシの強さが売りの大門素麺とはいえ切れて、ちょうど良い長さで食 べられるのだ。→ ふれあい ほっとらいん



総合評価

 能登を代表する塩田村、千枚田といった観光地が特に思い出深い。青と緑の風景画が好 きな自分にとっては、この上ない景色を堪能できた旅行だった。
 ガイドブックを見ると食事場所があまり紹介されていなくて困ったが、実際には美味し い店が沢山ある。自分で店を探すという楽しみを知ることができた。
 一部の場所を除いて、道路はカーブのゆるやかな走りやすい道なため、長距離走行での 観光もそれほど疲れない。国道を外れると少々道幅の狭い道で苦労してしまうのが難点ではあ るのだが…。
 今度は、金沢、加賀、小松をもっと観光したい。全部見て回るのにはそれなりの時間が 必要な、魅力的なエリアだった。


 金沢の観光地について写真をメインに紹介。→ かなざわ百万石ねっと

 実際に金沢旅行をした人の紹介ページ。→ 北陸旅行(5)