セシモ旅行記 〜目指せ47都道府県踏破〜 国内旅行の旅行記を掲載しています。 管理人多忙のため、今後の更新予定はありません。 |
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北海道〜美瑛、富良野、十勝平野 北海道の旅も終盤戦に入ります。オホーツク海を離れ、道東から道央エリアへと移動し ていきます。 大草原が広がるという点では釧路、阿寒、知床などと似ているのですが、なんといって も「丘のまち」と評されている美瑛を代表とした起伏のある土地というのが魅力。平坦な釧路 平野と比べても太陽の当たり具合、草原の手入れ具合などが良好で写真をとるのにも適した観 光地です。 美瑛だけでなく「北の国から」の舞台になった富良野、乳業の規模が他エリアより大き い十勝といった名所ももちろん紹介していきます。 6月26日(木) ゆるい上り坂とはいえ、100km以上も走れば標高のある高原へと無意識に足を踏み 入れることになります。まずは紋別から国道273号を南下し、滝上町を通過して大雪山へと 向かいます。 早朝にして霧がかからず、今日も晴天の中での観光ができそうです。 ●層雲峡、大雪山 5:50〜7:45 ↓車で117km ![]() 時間帯により10分間隔の運行となるロープウェイ。急勾配のロープウェイ内からは遠 くの山々が見られますが、5合目到着後でも山並みの景色はじっくり楽しめます。 ![]() 5合目には簡単な遊歩道が設けられています。それほどの距離は無く、特に1〜2分ほ ど階段をのぼった先にある高松台から見る旭岳、黒岳の山並みが好評です。 ![]() 小屋やロープウェイ駅の中には写真が幾つも飾られていて、大雪山の四季を見ることが できます。 ![]() ここからは黒岳側よりも、反対側にある手付かずの山々が幾重にも折り重なる光景が れるのがポイントです。下界には層雲峡温泉も見えます。 それほど寒くなくて快適です。 さて、ここから美瑛エリアへと入っていくのですが、この付近は山脈がそびえており 直線で美瑛へと行く道がありません。迂回して旭川市街を経て美瑛へと向かいます。 ●ぜるぶの丘 9:30〜10:20 ↓車で87km ![]() ここは写真を撮るのが極端に難しい…花畑の手前に車が沢山駐車されている上に花の植 える間隔が広すぎて土が写ってしまい、立て看板なども邪魔になります。売店があるのでひと 休みするのには向いていますが、花が目的だと物足りないです。 ![]() 売店の屋上からは手前の丘と国道237号、そして遠くまで展望がききます。ぜるぶの 丘の花畑は逆斜面ゆえに見づらいですが、緑広がる景色と屋上に吹く風でリラックスできます 。花畑や柵に蜘蛛の巣が多く道東とは生態系が異なるようです。 ●JR美瑛駅 10:30〜11:00 ↓車で3km ![]() ロータリーには駐車場、タクシー、レンタサイクル屋などがあり、美瑛観光の基点とな る場所です。車が多いですが雑多な感じは無く、広々としたロータリーは居心地が良いです。 歩道にて「道の駅・びえい」とも隣接しています。 ![]() 美瑛丘めぐりは、駅の東側「パノラマロード」と駅の西側「パッチワークの路」の 二つ。車だとそれぞれ半日コースで、まずは前半戦としてパノラマロードを観光します。 ●ファームレストラン千代田 11:50〜12:50 ↓車で16km ![]() レストランにはテラスがあり、天井が高くて洋風の別荘にいるような気分にさせてくれ ます。店内にはお土産品のテーブルがあり、店の外には展望台と牧場があり観光名所に もなっています。ここで育てている牛は「美瑛牛」としてブランド化、このレストランでも食 べることができます。 ![]() 具材は美瑛牛の肉片2個、ジャガイモ2切、ニンジン2切、ブロッコリー、まいたけ。 ソースが具材に軽く染み込み、特にブロッコリーが美味しく仕上がっています。角煮のような ほぐれ方をする肉片も適度に脂が乗っていて噛み応えがあり、ソースに負けない存在感があり ます。 おそらく赤ワインやパンとの相性も良いのが想像つきます。熱の通り方も良くて、ジャ ガイモの中がホクホクしていました。店員に聞いてみたのですが、圧力鍋は使っていないとの ことです。ライスとサラダのセットで1,480円。サラダにはトマト、ピーマンなども入っ ています。 料理の出来時間と回転率が遅いあたり、手を抜かずに一つひとつじっくり調理している のでしょう。こういう雰囲気の中では待ち時間なども気になりませんね。 ●三愛の丘展望公園 12:55〜13:25 ↓車で2km ![]() まずは三愛(さんあい)にある展望公園に立ち寄りました。公園といっ ても20台ほどの駐車場とトイレ、展望小屋を持っただけのパーキングで、それゆえ手付かず の美しさを保っています。起伏のある丘の向こうに十勝岳連峰が一望できます。左手にはカフ ェ「三愛の丘茶屋カーブ」の建物があります。 ![]() 観光客は10名ほどで静かに風景を楽しむことができるスポットですが、これから行く 場所のほうが見所満載なのでこの展望公園はわざわざ立ち寄らなくてもいい気がします。 ●四季の交流館 13:30〜13:40 ↓車で4km ![]() 交流館裏手には小さな畑があります。原則、観光客は畑に足を踏み入れてはいけないル ールになっていますが、ほんの少しだけ足を踏み入れて良いように土の階段が作られていま す。遠くの丘が灰色、黄緑色、緑色と綺麗に整備されています。 ●拓真館 13:45〜14:00 ![]() 四季折々の写真が飾られています。季節だけでなく日の当たり、撮影角度、動物の登場 など一枚を撮影するために数時間も粘り続けたという努力が見えてくる写真の数々です。 写真もさることながら質の良い紙に印刷し額縁をつけた上品な展示方法により、作品の 良さが際立っています。館内も美術館として壁から何から綺麗な状態を保持しており、手間が かかっているのでしょう。入館無料の代わりに絵ハガキ販売をしており、購入していくお客さ んも多いです。 美瑛には他にも写真館がありますが、この拓真館が群を抜いて賑わっています。 ●哲学の木 14:05〜14:15 ↓車で2km ![]() 木の手前にはジャガイモ、奥がトウモロコシの畑が広がります(多分)。右にはキガラ シの花が咲くのだそうです。駐車スペースは用意されていないので、道路脇に車を止めて撮影 します。 ●四季彩の丘 14:30〜14:55 ↓車で9km ![]() 写真左に写っているのはロールちゃん。牛の餌としての牧草を円筒形にまとめた牧草ロ ールで作ったオブジェです。もっと右のほうにはロール君もいます。 ![]() トラクターに大きい台車を2連結した「四季彩ノロッコ号」が観光客に大人気で、30 ほどの席が埋まるほど好評。徒歩の人が砂埃に巻き込まれる中、日陰になるバス内でのんびり 揺られながら園内を15分で周遊します。→ 四季彩の丘:TOP ![]() 売店には地元産ジャガイモ「キタアカリ」のコロッケなどが売られています。レストラ ン、お土産屋もあります。ここもそうですが、美瑛の観光地は殆どが入場無料。地価が安くて 商売しやすい土地なのかもしれませんね。 ●美馬牛小学校 15:00〜15:05 ↓車で2km 先ほど三愛の丘展望公園から見た、塔が目印の美馬牛小学校を通ります。 児童が学習しているので建物内はおろかグラウンドにも入れません。 ●クリスマスツリーの木 15:10〜15:15 ↓車で4km ![]() その年によって畑に植えられているものが違うようですが、今は麦畑になっているみた いですね。午後は逆光になりますが、それでも畑がいい色具合に撮れます。畑に入ってはいけ ないので、遠くから眺めるだけに留めておきます。 ●新栄の丘展望公園 15:30〜15:40 ↓車で10km ![]() 付近にはジャガイモ、トウモロコシ、麦畑などがなだらかに広がっていて、特に西側の 畑を夕日が照らす光景が素晴らしいのだそうです。ここにも牧草ロールのオブジェがあり、記 念撮影をしている親子がいました。 ●赤い屋根のある丘 15:50〜16:00 ↓車で3km ![]() 写真だと大草原に見えますが、右手にはダートの駐車スペースを持つ森になっていま す。 ●雪うさぎの家(美瑛駅) 16:05〜16:25 ↓車で5km ![]() 殺菌処理をしていない生乳を新鮮なうちにソフトクリームにしたもの。コクがありなが らシャキシャキとした食感もあり冷たくて美味しいです。地元の子の自由研究「美瑛のソフト クリーム調べ」でも一番のオススメと折り紙付きの店です。 ●ケンとメリーの木 16:30〜16:50 ↓車で3km ![]() 1972年に日産スカイライン「ケンとメリー」のCMで使われた木で、バズの歌うC Mソング「ケンとメリー〜愛と風のように〜」がヒットチャート1位になるなどブームになり 、それから30年以上経った今でも観光客に人気のある木です。 ![]() 特にCMで使われた4代目C110型のスカイライン(通称ケンメリ)がケンとメリー の木と一緒に写っている絵ハガキがオススメです。スカイラインのトレードマークである丸型 4灯式のテールライトを全グレードで採用したケンメリは、10代目R34型の世代の人にも 受け入れられるデザインです。 ●セブンスターの木 17:00〜17:20 ↓車で5km ![]() 丘の上にあるので遠くの景色も楽しめますし、付近の道にも障害物が少なくてドライブ 向きです。車を使用して絵ハガキ販売をしているオジサンがいました。 ●親子の木 17:30〜17:35 ↓車で6km ![]() 西側「パッチワークの路」も同じく一周26kmの起伏が激しい道路ですが、こっちの ほうが自転車で巡っている人が多いです。どちらにせよ車で来ている人はわざわざレンタサイ クルを利用せずに車で巡ったほうがいいですね。 ●北西の丘展望公園 17:45〜17:55 ↓車で5km ![]() ラベンダー畑があるようですが、遅咲き品種のためか咲いていませんでした。道路沿い には写真家の美術館と売店が4軒ほど並んでいます。小さい即売所といった雰囲気ですが…。 ●マイルドセブンの丘 18:10〜19:00 ↓車で5km ![]() なだらかな丘が織り成す光景。道路が先まで続いているのかわからないくらい起伏に富 んでいます。 ![]() 19時に日が沈み、以降もまだ空が明るいです。遅くまで目一杯観光が楽しめるという のも夏の北海道の魅力です。 さて、美瑛を後にして旭川にラーメンを食べに行きます。 ●あさひかわラーメン村 19:35〜21:35 ↓車で30km ![]() 東京でも有名な旭川ラーメン「山頭火」「青葉」を筆頭に旭川の名店がズラリ。今でこ そ味噌、塩も一般化している旭川ラーメンですが、ルーツは豚骨と魚介類でダシをとった醤油 ラーメンです。→ ★あさひかわラーメン村★ ![]() 黄色い縮れ麺とスープの相性抜群。豚骨醤油のような甘さ、まったり感があるものの、 醤油の味わいを強く持った濃厚で塩気あるスープがたまらないです。ラードで表面を覆いスー プの温度を下げないという旭川ラーメンの特徴も健在です。 ![]() 豚骨、鶏ガラベースに野菜と魚介のうまみを加えた秘伝のスープに、自家製中細ちぢれ 麺が絡み合う至高の一杯。魚介系の味を前面に出さないのも旭川ラーメンの特徴。ただ、魚介 系のダシがスープの味を複雑にしすぎていて、余計な味わいが残ります。美味しいんですが「 天金」のほうが良かったかな。 ●道の駅・びえい 20:15〜翌3:40 ↓車で29km 美瑛駅のすぐ近くにある道の駅で寝ることにしました。 高原で寒いのかと想像していたんですが、実はこの辺りは標高200mくらい。 釧路、根室よりも暖かいような気がします。 駅近くの大通りにはオレンジの灯りがついているので治安の面でも問題なさそう。 車で2kmほど走ればセブンイレブンもありますし立地的に恵まれています。 6月27日(金) 美瑛駅から15kmほど南下すると上富良野駅があり、そこから東へずっと進むと十勝 岳温泉があります。その一角にある「吹上温泉」で一風呂浴びてから富良野観光をすることに しました。 ●吹上温泉 4:35〜6:45 ↓車で39km ![]() 旭川から来た青年や、紋別から来たおじいちゃん、東京から車で来て洞爺湖サミット警 戒で検問を受けつつも無事にここまで来れた家族など、様々な場所からこの温泉目当てで人が 来ています。お喋りしつつ温泉を楽しみました。 「北の国から」で宮沢りえが入浴するシーンとして使われた温泉として有名で、放送当 時は「りえちゃん温泉」という愛称で親しまれていたのですが、今はそういう呼び方をする人 はいないようです。 ●メルヘンの木 7:50〜7:55 ↓車で49km ![]() ドラマのオープニングで使用された「メルヘンの木」に到着し、農道から撮影。さだま さしの名曲が聞こえてきそうです。表道は舗装された2車線道路ですが、少し農道に入ってし まうと途端にダートになります。地元の農作業者と挨拶しつつ進みます。不審な目で見られま したが…。 ●麓郷展望台 8:05〜8:30 ↓車で6km ![]() 「北の国から’92巣立ち」で黒板五郎(田中邦衛)がヒグマに出くわした場所で有名 な麓郷展望台。展望台までの林道にも「92巣立ち」で登場した場所が幾つかあります。 ●ふらのジャム園共済農場 8:35〜9:20 ↓車で2km ![]() トーストやソフトクリームも販売していますが、なんといっても30種類以上もあるジ ャムがこの店のウリです。 ![]() 色々と試食してみました。果実そのままが入ったジャムと、果実を完全に溶かしたジャ ムがあってそれぞれ食べ応えがあります。美味しいものとジャム向きでないものがありますね 。食べすぎてしまい、朝食になってしまいました…。 【店での売り上げベスト10と個人的試食評価】 1位:ハスカップ『×』 6位:パンプキン『◎』 2位:いちご『○』 7位:ぶどう『△』 3位:ブルーベリー『○』 8位:赤ワインぶどう『△』 4位:山ぶどう『△』 9位:きいちご『○』 5位:白ワインぶどう『○』 10位:白ぶどう『△』 ●五郎の石の家 9:25〜10:35 ↓車で1km ![]() 周囲360度が林で囲まれた中に、草原とともに現れる一軒の家。遠くから見ることも できますが、200円を払うと家のところまで行くことができ、中に入ることもできます。 ![]() 左側はお風呂で、ドラマと同じように外から中を覗くことができます。中には青大将( 蛇)が2匹住んでいるので怖がっている観光客がいました。建物の隣には五郎が作ったとされ る発電用の風車があります。羊がいなくて残念でした。 ![]() 家の中もドラマの通り。再現ではなく、実際にこの場所で撮影されたようです。テーブ ルには北海道の日本酒・男山があり、他にも建築物の本など凝った小道具が幾つも置かれてい ます。小道具は触らないようにと注意書きがありますが、座布団に座ったり急な階段に登った りするのは自由です。窓に空きビンを使うなど、随所に工夫がされています。 ![]() もちろん中にも入れますが、こちらはあまり観光客が来ていませんでした。中には小道 具やら大道具やら、実際に使える農耕道具があります。ドラマ放送開始前の記事なども貼られ ています。 ●麓郷の森 10:40〜11:05 ↓車で3km ![]() 左写真は「84夏」などで使われた三番目の家。屋根の上には純が作った発電風車が取 り付けられています。付近の草が生やしっ放しになっているので近寄りがたい雰囲気が少し出 ています。 ![]() 中にある畳部屋は、茶髪に染めた純が久しぶりに富良野へ帰郷したときに無理やり黒髪 に染め直された場面などで使用されました。 ![]() 純が不注意で燃やしてしまったエピソードが有名です。家の燃える場面の撮影で使用し た家は本物に似せて作ったセットであり、実際に各種撮影で使用した本物の家はちゃんとここ に残っているというわけです。 ![]() 照明は取り付けていないので、外の光に照らされた木のぬくもりを感じ取ることができ ます。いつまでも居座りたい気分になってしまう…。壁には撮影の写真などが飾られていま す。 ●拾ってきた家 11:10〜12:10 ↓車で2km ![]() 法律で実際に住むことはできないのだとか。建てただけでもすごいですね。→ 拾ってきた家:写真 ![]() もちろん中もドラマで使用されており、洋室は「顔も見たこともないのに恋人同士だっ て言えるのか、わからねえ」という五郎のセリフのある場面、和室は食事風景として使用され ました。別荘にいるような雰囲気です。 ![]() 建物の裏側には「糞発電、糞発電」と連呼しながらも完成に至らなかったバイオ発電機 が置かれています。 ![]() 左側は畳が敷かれています。ドラマでは中ちゃんが涙を流すシーンとして使われており 印象的な場面を思い出します。畳部屋のさらに左側にはゴンドラがあり、窓としての役目だけ でなく二人掛けベンチとしても使えるようになっています。 ![]() 中は新婚さん向きの造りになっています。バスの最後部席を利用した窓&ベンチ、そし てキッチンも日の光が入って明るくて、小綺麗なものです。 麓郷には他にも「北の国から」で使用された場所が幾つもあるのですが、とりあえず今 回はこの辺で切り上げることにしました。 ●布部札幌軒 12:30〜13:00 ↓車で15km ![]() どこの店でも食べられるような普通の味噌ラーメンの味ですね。オーソドックスなまで の味噌ラーメン。まぁこれはこれで美味しいです。地元のオッチャン達に大人気のお店で、客 層を考えればこの味でも充分でしょう。 ●ファーム富田 13:30〜15:05 ↓車で22km ![]() 入口付近では富良野メロンの販売が行われており、破綻した夕張の夕張メロンを越える ブランドを目指しているようです。もちろん定番のラベンダーソフトクリームもあります。 ![]() 周囲には休憩小屋、売店などがあります。植木鉢で栽培されているラベンダーが沢山売 られています。温室栽培のラベンダーもあるので、時期外れでも一応ラベンダーを見ることは できるみたいです。 ![]() それにしても平日だというのに観光客が沢山いますね。富良野観光で殆どの人がここに 寄るので、富良野で一番賑やかな場所と言ってもいいでしょう。 ●ぶどう果汁工場 15:25〜15:35 ↓車で12km ![]() バッファロー(赤)、ニューナイアガラ(白)にセルベイ種をブレンドして香り高いジ ュースを作るのだそうです。濃縮還元をしていない本来の味を製品として販売しています。た だ、この工場は見学するような場所はなく、なぜか館内には遊び用のスマートボールが置か れている程度だったりします。 ●富良野ワイン工場 15:40〜16:30 ↓車で2km ![]() 富良野ワインはドイツ品種を日本人の口に合うよう改良したワインが多く、特に白ワイ ンが絶品です。お店の人に交渉して従業員用駐車場に車を止めていいことになり、夜まで車に 乗らないことを条件に試飲開始! ![]() 品種としてはセイベル種(赤)、セイベル種(白)、ミュラートゥルガウ種といった聞 き慣れないものが多いです。 ●富良野駅 17:05〜17:10 ↓徒歩で2km ![]() 例の電話ボックスも健在です。ロータリーが二つに分割されていて、バス用とタクシー 用に分かれているみたいです。もう少し広々とした造りにしてもいいような気がします。 ●北の国から資料館 17:15〜17:30 ↓徒歩 ![]() 入り口から入るとまず五郎の石の家の内装が再現されて置かれています。その後は時系 列を追って「2002遺言」までの各シリーズの名場面を思わせる品々が幾つも置かれていま す。 ●ニングルテラス 19:00〜19:40 ↓徒歩で6km ![]() 店内にはそれぞれ店員1名のみで作業デスクを持ち、奥に商品が並べられているという 構図になっています。宿泊客が寄っていく場所として素晴らしく、宿泊客でなくても立ち寄れ るというのも魅力です。 ●喫茶&ビストロ パニエ 20:40〜21:10 ↓徒歩で4km ![]() このお店では、オムライスに黒いカレールーをかけた濃い味のオムカレーが楽しめます 。少量ながらコクのあるカレールーと卵が美味しいです。付け合せやサラダ、牛乳もあり充実 しています。これで1,000円は安いですね。 ●富良野ワイン 22:40〜22:45 ↓徒歩で5km 再び歩きに歩いて、ようやく富良野ワインの駐車場に戻ってきました。 この付近は道路の明かりが殆ど無いので怖いです。 キタキツネが女の悲鳴のような声をあげていました。 ●道の駅・南ふらの 23:25〜翌3:55 ↓車で44km 富良野から国道38号(兼国道237号)で十勝、帯広エリアと向かう途中にある 道の駅で寝ることにしました。この辺りになると富良野の雰囲気や観光地等は殆ど 無くなります。 6月28日(土) 富良野を離れて南東へ向かい、最後は十勝、帯広エリアを広範囲に移動します。 ●幾寅駅 3:55〜4:05 ↓車で1km ![]() 駅の外にある広場には、映画に登場した電車やだるま食堂といったセットが並んでいま す。駅の建物内には大体8畳ほどの部屋があり、出演者のサインや衣装などの展示コーナーが あります。(さすがにこの時間帯には閉まっています) ●鹿の湯露天風呂 5:30〜7:20 ↓車で75km ![]() お湯の温度は適温で、少し緑かかった白濁のお湯です。石の浴槽内には少し苔が生えて いて手入れが行き届いていないものの、気にするほどの汚れはありません。川の流れる音を聞 きながら一人占めの露天風呂はいいですね。 ●ナイタイ高原牧場 8:10〜8:40 ↓車で61km ![]() 牧場に来る途中の道には合計約2,500頭もの牛が放牧されているのだそうです。道 中の風景を写真に撮るのも楽しいものです。 ![]() ここから一望できる十勝平野の眺めは広大で、遠くの山並みに雲がかかっていました。 畑のパッチワークの彩りもなかなかのもの。広いのは素晴らしいですが、その分ここに来るま での距離は長いです。わざわざガソリンを大量消費してまで来るほどでもない気が…。→ ナイタイ高原レストハウス ●幸福駅 10:30〜10:45 ↓車で80km ![]() もともとは「幸震駅」という名前でしたが、福井県からの移住者が多いため「福」の字 をとって「幸福駅」と改名したのだそうです。駅舎には名刺などが沢山貼られています。幸せ になるためのおまじない、なのでしょう。 ![]() 売店には幸福駅にちなんだ幸せグッズが沢山売られています。帯広エリアには「愛国 駅」という駅もあるので「愛国から幸福へ」と書かれた商品も…。売店の人が「結婚した人か らのハガキが毎年沢山来るんですよ」とハガキの束を見せてくれました。 ●ジンギスカン白樺 11:05〜11:45 ↓車で12km ![]() ラム肩ロース460円(奥)とマトン420円(手前)。比べるとどちらもクセのある 食感と味で一長一短ですが、両方とも美味しいです。マトンのほうが臭みがあるらしいのです が…よくよく味わうとタレに臭みがあって好きじゃなかったのでタレ無しで食べました。とう きびご飯もGOOD。 ●思いやりファーム 11:55〜12:00 ↓車で9km ![]() 草を食べている牛を見ることができます。暑さ対策として扇風機が幾つも付けられてい ました。営業所内で牛乳やソフトクリームを食べることができますが、特に見所が無いのが残 念です。十勝エリアは観光牧場自体が少ないみたいです。 ●花畑牧場 12:25〜12:55 ↓車で15km ![]() 店内では生キャラメルを始めとした乳製品のお土産を扱っています。ソフトクリームな ども売っています。店の外には木の椅子とテーブルが沢山あるので、賑やかながらもゆったり とくつろぐことができます。 ![]() 工場は小さいものですが、建物の窓から加工場を覗くことができます。写真は生キャラ メルの製造。手で加工、袋詰め、水につけて冷やす、などの工程を経ているみたいです。 ●半田ファーム 13:20〜14:30 ↓車で24km ![]() 枕木で作られた大きな階段を上って2階のドアから店内に入ると、ウッディーな雰囲気 のティールームが広がります。搾りたて牛乳、自家製のチーズ、天然酵母パン、チーズケーキ などをカフェで楽しめます。カウンター席で店主のおばちゃんと話しつつ、チーズを購入。 ![]() 牧場内にはウサギやロバといった他の牧場では見られない動物がいることもあり、手で 触ることができます。子供を遊ばせて大人はカフェ、なんてのもアリかな。土が柔らかいのも この牧場の特徴です。 ●ばんえい十勝(帯広競馬場) 15:50〜17:50 ↓車で63km ![]() 2階建ての館内には馬券販売機、払い戻し機、モニター、フードコーナー、お土産屋が あります。左写真は等身大パネルで、JRAの競走馬と比べて胴が長くて馬体重が約2倍の8 00〜1,000kgもあります。 ![]() 外のパドックなどを鑑賞しつつ3レース楽しんできました。合計2,000円の馬券を 購入し、押さえで買った複勝のみが当たり600円キャッシュバック。8〜10頭が出走しま すが、当てるのはなかなか難しいですね。 ●六花亭・帯広本店 18:20〜18:55 ↓車で3km ![]() 六花亭の有名なお菓子が色々あります。冷凍モノや少数パッケージなど、ここでしか買 えないものも。無料のコーヒーがあり購入したお菓子を開けてその場で食べることもできます が、立ち席でくつろぐスペースが無いのがちょっと残念。本店ではなく西3条店にも限定商品 があるみたいです。 ●帯広「はげ天」本店 19:00〜19:25 ↓徒歩 ![]() 1934年創業当時から豚丼を提供していたという老舗「はげ天」で食べました。居酒 屋の雰囲気ですが一人客だと入りづらい気がします。道内産の特上霜降りロースを使用してい るだけあり、薄いながらもサシの入ったやわらかい肉です。網焼きの風味にコショウ、そして タレ(焼き鳥のタレに近い味)が香ばしく食欲をそそります。 肉汁と合わさったタレがご飯に染みていて、それがまた美味しいです。950円。 ●豊頃町のセイコーマート 20:30〜翌2:30 ↓車で36km 帯広から東へと向かい、国道38号沿いにあるコンビニで一眠り。 24H営業ではないので、翌2:30にはコンビニが閉まっていました。 駐車場に閉じ込められることは無かったのでそのまま出発。 6月29日(日) 最終日は釧路空港から東京へと戻るだけです。 ●道の駅・しらぬか恋問 4:30〜8:20 ↓車で84km ![]() ここの道の駅は駐車場も広くて太平洋を眺めることもできるという人気のある場所。車 中泊の人たちが沢山おり、キャンピングカーも数台止まっていました。 お昼になれば帯広名物豚丼のお店などが開くようです。 ![]() 温かけうどん250円をオーダー。他にも肉うどん450円など多少のトッピングもあ りますが基本はうどんのみを提供するフードコートです。味は普通といえば普通ですが、やわ らかく温かいダシのとれたつゆと柔らかい麺は不満なし。 ●ニッポンレンタカー釧路空港前 8:40〜9:00 ↓車で13km 9:00までに返却するという予約通り、時間前に営業所へ到着。 今回の走行距離2,472kmと明細に書いてありました。 いやぁ、北海道の大きさを改めて痛感しました。 ●たんちょう釧路空港 9:05〜11:05 ↓車で1km(送迎) ![]() 3階建ての空港で1階は各種受付、2階はお土産屋とカフェ、3階はレストランになっ ています。お土産屋には六花亭のお菓子やお酒など豊富に揃っているので、ここでお土産を買 ってもよかったかな。 2階の窓から外の写真を撮ってみました。ボス、お疲れ様です。 ●羽田空港 12:30〜12:45 ↓飛行機 東京に戻った瞬間、ジメジメとした梅雨の気候に不快感が出ました。 寒いのは欠点だと捉えられがちな北海道ですが、空気の綺麗さや適切な湿度という のは北海道の長所ですね。 そういえば1年半前と比べて空港の利用方法が変わっていました。 手荷物1個が必須になりましたし、東京モノレール快速なんて前は無かったような 気がします。チケットが2次元バーコードになったのも特徴的です。 今回は渋滞が予測されたのでリムジンバスを使用せず電車で帰りました。 14:30頃到着。長旅の疲れをとって翌日の仕事ができそうです。 起伏に富んだ丘を持つ美瑛が一番いい景色で、富良野のラベンダー畑や十勝帯広の広大 な牧場にも癒されました。 十勝エリアは各観光地間の移動が大変でしたが、美瑛と富良野は観光地が密集している ので見所を沢山巡れるのが利点ですね。 ずっと晴天が続いて、いい気分で観光できました。総走行距離2,472kmと大幅移 動になりましたが、いい景色を堪能できたのが思い出です。 今回の旅行も「ANA SKY WEB TOUR」を利用しました。「旅作」という飛行機、宿泊、 オプションを自由に組み合わせるプランにしたので、往復の飛行機代、初日の釧路宿泊ホテル 、7日半のレンタカー代で63,700円と格安で移動手段を賄えました。 大雪山、層雲峡の四季を通した情報を掲載。→ これきて大雪 美瑛の各種観光情報はこちら。→ 社団法人美瑛町観光協会 美瑛の写真が沢山あります。→ 私的美瑛旅行論 |