セシモ旅行記 〜目指せ47都道府県踏破〜 国内旅行の旅行記を掲載しています。 管理人多忙のため、今後の更新予定はありません。 |
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北海道 〜 小樽と旭川の雪祭り 札幌の雪まつりを楽しみ尽くした北海道旅行ですが、似たようなお祭りが小樽、旭川で も行われているのです。この時期を逃すと行く機会はもう無いだろうと思い、今回の旅行に盛 り込みました。 札幌とは違った趣旨のイベントを引き続き味わう終盤戦です。 2月6日(金) 宿泊地である札幌を朝早く出発し、札幌の西にある余市、小樽を目指します。 ![]() メニューはタケノコご飯、エビカツなど。スクランブルエッグと倉島牛乳は健在です。 ●札幌駅前バスターミナル 7:55〜8:05 ↓徒歩2km ![]() 乗り場の多い札幌駅前バスターミナルの中から、札幌から小樽を通り過ぎて余市まで行 くバスを見つけて乗車。乗客は10名ほどですが、それでも運行します。余市まで片道1,0 00円の高速バス「いわない号」です。 ●余市駅 9:55〜10:00 ↓バス56km ![]() 余市駅前も雪で真っ白。駅の2階には余市出身の有名スキーヤーの展示があるそうです が、時間が無かったので見ませんでした。 ●ニッカウヰスキー余市蒸溜所 10:00〜12:10 ↓徒歩0.1km ![]() 入場無料。入口で受付とガイド予約を済ますのですが、その場所から見る蒸留所の構図 (左写真)が有名。見えている建物は乾燥棟で、ウイスキーの原料である大麦にピート(草炭 )の香りをつける工程で用いられています。 ![]() まずは左写真の蒸留棟。余市蒸留所では竹炭による直火焚き蒸溜が行われており、下の かまどに石炭の燃やし後がありました。昔は一つのポットスチルで2度蒸留していたようです が、今は手前で1度目、奥で2度目の蒸留を行っています。 ![]() ニッカ創業時、初年度のウイスキーを樽詰めしたものの熟成まで10年はかかるため、 大日本果汁という社名で余市名産のリンゴを使用したジュースを売っていたのだとか。 ![]() 創立時に建てられたとされる一号貯蔵庫に到着。壁は夏でも冷気を保つよう石造りにな っています。樽で隠れていますが、見た目よりも全然奥行きのある建物です。樽の中のウイス キーは水分の蒸発により量が3分の1くらいに減っています。 ![]() 途中には有料の試飲バー、そして一つの樽だけで製品化する「シングルカスク」ウイス キーの販売カウンターがあります。ガイドさんの説明が終わってから再度寄ることができ、香 りで吟味してから気に入ったのを購入しました。 ![]() 実に多彩なる才能と趣味を持った竹鶴政孝。猟銃を持ってヒグマを撃ち落とし、それを 玄関の飾りにするなど、驚きで感服します。 ![]() 年配の従業員さんとお喋り。遠くに見える大黒山はスキー場で、名スキーヤーを輩出し た場所だそうです。やはり雪が少なくてスキーシーズンが短くなっているようです。 ●余市駅 12:10〜12:15 ↓徒歩0.1km ●小樽駅 12:45〜13:00 ↓電車で20km ![]() 小樽駅に到着。駅前は除雪されていましたが、中央通を歩いていくと歩道にも雪があり ました。 ●日本銀行旧小樽支店 13:15 ↓徒歩0.8km ![]() 明治後期から昭和初期にかけて発展した小樽を象徴する建物群であり、耐火性を重視し て石造りにしたのだとか。小樽の銀行建築として観光名所になっており、中を見学できる建物 もあります。 ●小樽運河ターミナル 13:20〜13:30 ↓徒歩0.2km ![]() 中にはガラス製品、オルゴールを中心とした雑貨が売られています。小樽のガラスとい えば知名度と質の高さで有名です。 ![]() 生地に卵と牛乳を使用しており、ベビーカステラのような味です。甘くて適度に濃厚で 小腹が空いたときにピッタリ。 ●運河プラザ 13:40〜13:50 ↓徒歩0.4km ![]() 面白い物が置いてあるわけではないですが、建物内から雪の降る窓の外を見る風情や、 建物外観の奥行きのあるレンガ造りの建物などが気に入りました。 ●小樽運河工芸館 13:50〜14:15 ↓徒歩0.1km ![]() 2階にもガラス製品が売られていますが、グラデーションや模様の施され方が見る者を 魅了します。美しい製品の数々を並べるこのお店は、小樽の中でも一番のクオリティでしょう 。 ●小樽運河 14:20〜14:45 ↓徒歩0.2km ![]() バケツとスコップを使って雪像の準備をする人たちがチラホラ。地道な作業がお祭りを 盛大に彩るのですから努力は怠れません。運河の水は汚いらしいのですが、曇りと雪の輝きで 綺麗に見えます。 ●小樽運河食堂 14:45〜14:50 ↓徒歩0.1km ![]() それにしても、隣にびっくりドンキーがあって雰囲気ぶち壊しなんですが、それがまた 面白いネタだったりします。 ●小樽グランドホテル 15:05〜15:25 ↓徒歩0.8km 一旦チェックインして重い荷物を置いて、再び出発。 ●おたる政寿司本店 15:30〜16:05 ↓徒歩0.1km ![]() 大トロを入れた10貫握りに味噌汁付きで3,000円。しかし残念ながら淡白すぎて 「味が無い」と言わんばかりに味が薄いです。イクラ、ウニは味わい豊かで美味しかったんで すけど。大トロを含めて食感も普通で、無駄に従業員が多い雰囲気だけの寿司屋のように思い ます。 ●小樽運河 16:45〜17:45 ↓徒歩0.5km ![]() 「浮き」を利用したランタンのようなものもライトが点されて水面に浮かんでいます。 これもまた、このお祭りの名物の一つだそうです。もう少し量が多くても良さそうですが。 ![]() ちなみに触ると叱られます。地元の人がこの日のために作った大切なものですから、見 て楽しむようにします。 ![]() 左にはハート型の雪像があって綺麗なんですが、狭いイベント会場には邪魔な気もしま す。イベントも特段盛り上がるものもなく、静かに見て楽しむようなものが多いです。 ●堺町通(小樽運河ターミナル) 18:05 ↓徒歩0.1km ![]() 通りの左右に店があるので、固まって滑りやすい車道を何度も往復するのが大変。それ でもじっくりと1店舗ずつ中を覗き込んでいきます。 ●ホクレンふうど館 18:25〜18:30 ↓徒歩0.3km ![]() お土産の数が多くて、小樽でお菓子系のお土産を買うならココがいいと思います。帰り にお菓子を購入したら、外に併設されているお店でホットミルクを無料で飲ませてくれました 。 ●北菓楼小樽本館 18:35〜18:55 ↓徒歩0.4km ![]() やはり各店舗とも菓子作りだけでなく店頭の雪像にも手を込めています。雪だるま、ピ ラミッドなどとともに、お店の明かりに誘われてしまいそうです。 お菓子の試食も豊富で、楽しめます。 ●小樽オルゴール堂本館 19:00〜19:25 ↓徒歩0.2km ![]() 建物内も広くて、商品の種類だけでなく量も多いです。小樽ガラスで作られた芸術的な モノも売られていると思えば、寿司オルゴールなんてものもあります。 ●旧手宮線 20:40〜21:00 ↓徒歩1.1km ![]() 氷で作られた建物の中が立ち飲みバーになっており、400mほどの線路上が別世界を 繰り広げています。運河よりも少々暗めで写真を撮るのに苦労しますが、暗いほうが灯りの温 かさを感じます。 ●しかま寿司 21:25〜21:50 ↓徒歩0.4km ![]() イカ、カニ、ホタテ、いくら、とびっこ、マグロなど。どれも温かみを軽く含ませてい てネタの味わいを存分に出しています。これこそ小樽の寿司と言える美味しさで、やわらかい ネタとしっかりした味が舌を唸らせます。 ![]() 定番のあら汁も登場。温かい汁物にホッとします。 ●小樽グランドホテル 21:55〜翌7:30 ↓徒歩0.2km ![]() 部屋は特段汚いわけでもないですが、なんでもしかま寿司の店主の話によると今週一杯 で営業終了のホテルなのだとか。まだまだ使えそうなのに勿体無い話です。 ![]() こうして寒い小樽の夜も更けていきます。 2月7日(土) 最終日は長距離移動で旭川まで行き、旭川冬まつりを楽しんで東京に戻ります。 ![]() ホテルのバイキング。品数が多いのは良いところですが、特段目を引くような品は無く 、鮭、玉子、ウインナーなどの定番モノを盛り付けました。 コーンスープが薄味ながら上品で、つい沢山飲んでしまいました。 ●小樽駅 7:50〜7:55 ↓徒歩0.7km ![]() 左写真は車内から手稲の風景を撮影したもの。遠くに手稲山を中心にした山々が連なり ます。手稲という地名はアイヌ語で「濡れているもの」という意味で、手稲山麓の開拓される 前にあった低湿地帯が語源だそうです。 ●札幌駅 8:50 ↓電車で34km ![]() このままJRでも旭川まで行けるのですが、料金、時間、座席を考えると高速バスのほ うがお得なので、ここで駅を降りてバスターミナルへ直行します。 ●札幌駅前バスターミナル 8:55〜9:00 ↓徒歩0.2km ![]() 昨日と同じ運転手さんで、いつも同じ区間を運転しているわけではないんですね。この 路線では高速道路のバス停でも停車(大抵人がいないので通過ですが)するのが大変そうで、 しかもワイパーの拭き取りが悪くてウォッシャー液も効果が無くて苦労されていました。雪が 小降りで積雪量も札幌より多め。 ●旭川駅 11:40〜11:45 ↓バスで138km ![]() 帰りの空港行きバスの場所をあらかじめチェックしに行く途中で、バス停の近くに有名 ラーメン店「山頭火」の旭川本店を見つけました。東京にも多数出店している山頭火、予定外 でしたが入ってみることにしました。 ●ラーメン山頭火・旭川本店 11:50〜12:15 ↓徒歩0.1km ![]() 魚系のダシですが、とんこつブレンドの白湯スープで濁りとコクのあるスープ。東京で 食べたのよりも美味しいかも。豚バラ肉のチャーシューや若干縮れた麺など全てが合格点。 写真右は味噌乗せ卵、軽く味付けされていますが普通のゆで卵。 ●平和通買物公園 12:15〜12:35 ↓徒歩0.1km ![]() 遠くに経営破綻の丸井今井が見えます。道沿いの店には「再生に向けて署名を!」とポ スターが貼られていました。 ![]() ちなみに歩行者天国と言っても東西に横切る道路は車が通っているので、歩行者用信号 が幾つか置かれています。除雪がされていて歩きやすいのが嬉しいところです。 ●常盤公園 12:40〜13:15 ↓徒歩0.3km ![]() バナナボートのスノーラフティングやアイスホッケーなどの催し物が行われており、地 味ながらも楽しんでいる人が沢山いました。 ![]() 小さな雪像製作体験など小さな企画もあるようですが、特に目新しいものも無く散歩が てら歩いてみました。 ![]() 札幌、小樽とは違い、色づけされた雪像が幾つか登場。ニンジンを抱えたウサギ など。それぞれに特色があって見ごたえがあります。 ●冬まつり旭橋会場 13:15〜15:20 ![]() その展望台から見える巨大な城のような舞台に思わず唸ってしまいました。世界一大き な雪像としてギネスにも載っている大雪像。今年は幅80m、高さ20m、奥行き40mとい う化け物級の大きさを誇っています。 ![]() 左写真の奥に写っている橋が旭橋で、その左にある城の雪像は第1回旭川冬まつりのメ インとなった名古屋城雪像を再現したものだそうです。近くで見るとその大きさに圧倒されま す。 ![]() 左手には露店が並んでいて、北海道ならではの温かい食べ物が沢山売られています。 ![]() すべり台としては大雪像の左にあった巨大なすべり台が一番大きくて、それも子供の遊 び場として賑わっていました。 ![]() 歌がアイヌ語でしたが、こういうイベントの人って生粋のアイヌ人ではないらしいです ね。旭川アイヌ民族文化保存会の方だそうです。 ![]() 音楽に合わせてスコップを叩くので「打楽器」的ですが、演奏っぽい雰囲気は出ていま す。 ●ラーメン蜂屋・5条創業店 15:45〜16:15 ↓徒歩1km ![]() 蜂屋のロゴの入った丼。醤油というよりも焦がし油を表面に浮かせる技術を使用したと んこつラーメンでしょうか。薄めのチャーシューや定番のメンマ、ネギが淡い醤油スープにマ ッチしています。 ●冬まつり旭橋会場 16:40〜18:20 ↓徒歩1km ![]() ローラースケートを持ち出すなど微妙ながらも時間潰しになるMCを経て「SHAKE 」や「オリジナルスマイル」といった定番の曲を熱唱。楽しめました。 ![]() バラードを中心に熱唱をしていていて、なかなかいい曲ではありました。しかし、客は 次に登場する鳥居みゆきのことを気にしすぎていて落ち着かない様子でした。 ![]() しかし、周囲のファンらしき人は何だか頭のちょっとズレてそうな人が多かった気がし ます。隣の男性がしきりに話しかけてくるなど…。 ●旭川駅付近バス停 18:40〜18:45 ↓徒歩1.8km ![]() 道路途中の雪だるま像の土台に灯りがともっているのを見て写真を撮ってみました。急 いでいたこともあり、バス停へ直行。なんとか間に合いました。→ 空港バス時刻表 ●旭川空港 19:15〜19:50 ↓バス13km ![]() どうやら離陸がうまくいかず時間の遅れがあったようです。 ●羽田空港 21:55 ↓飛行機 離陸に時間がかかったため、到着も若干の遅れ。 今回もリムジンバスを使わず、電車での帰宅となりました。 札幌の雪まつりだけでなく、小樽と旭川のお祭りも独自路線の演出が幾つもあり楽しめ ました。 お祭りだけでなく、観光としても小規模ながら特色のある町並みや観光スポットがあっ たので、むしろ時間が足りないくらいでした。小樽の堺町通はもっとゆっくり見たかったです 。 小樽雪あかりの路公式サイト。→ 第11回小樽雪あかりの路 旭川冬まつり公式サイト。→ 第50回旭川冬まつり |